2019年8月10日土曜日

夏休みは「成長する」チャンス


夏休みも後半に入って来ましたが、いかがお過ごしですか。夏休みの前半、子ども向けの授業をいくつか経験しましたのでご紹介いたします。


子ども動画教室


動画製作とネット投稿のマナーを学ぶ2日間のプログラムで、そのスタッフの1人として参加しました。公募で集まった小学生を4-5人のグループに分けて、各グループに1人スタッフのサポートがつきます。

動画製作は初めての子がほとんどでしたが、その慣れ方のスピードの速さにまず驚きました。2日間で参加した子どもたち全員が作品を完成させ、発表も行うことが出来ました。

グループは低学年と高学年の混成でしたが、初めてその場で会う子たちがすぐ仲良くなって、中には共同製作する子たちも出てきて、ほんとうにすごいなと思いました。

学校でも普段そういった授業があるのでしょうか、投稿マナーを学ぶ場面でもワークシートをすらすらと解いていて、学んだことが実際に生かされていくといいなと思いました。



パワーポイントの個人レッスン


あるワークショップに参加するお子さんのお母さまから、パワーポイントの個人レッスンを依頼されました。グループワークでパワーポイントを使った発表があり、ついていけなくなると困ると思って、というお話でした。

ある日の午後ご自宅に訪問し、カリキュラムは、与えられた時間の4分の3を基礎学習に、残りの4分の1を使って自由なテーマでスライドを作る実習という構成にしました。

長丁場でしたので途中で飽きたり、辛くなってしまわないかなと心配でしたが、新しいことを覚えるのが楽しかったようで、あっという間に時間が過ぎ、自由なテーマのスライドも完成しました。最後は完成したスライドをお母さまに見せてプレゼンするところまでたどり着くことができました。

後日お母さまよりお礼のメールが届きました。お子さんが参加したワークショップでは年上のメンバーと協力し、プレゼン製作の課題を自宅に持ち帰って張り切って作っています。子どもの成長に驚くばかりです、とのことでした。


「プログラミング教育」との関係


来年度、2020年度からの小学校プログラミング教育必修化を踏まえ、今年は特に子ども向けのプログラミング教室やイベントが各地で盛んに行われています。どれも日程や人数が限られているため、参加できなかったお子さんも多いと思いますが、あわてることはありません。なぜなら「プログラミング教育」とは、ひとつの教科ではなく、従来の教科の延長線上にあるものだからです。

今回関わらせていただいた2つの授業は、どちらも発表を伴うものでした。ただ「おもしろかった」で終わらせるのではなく、おもしろさ、たのしさ、工夫したところなど、自分の伝えたいことを考えて作るという、結構ハードルの高い内容でした。

その際に必要なのは、発表したり、自分の考えをまとめ、人に伝えるための思考回路を持っているかどうかということ。IT機器やソフトウエアを使いこなせるかどうか、というのはその先の話です。そしてそれは、いままでの学校の授業でかなり実践されてきている。今回出会った子どもたちは、まさにそういう時代を生きているのだということを実感させてくれました。


大人も一緒に楽しもう


夏休みは、子どもたちがふだん出来ないようなことをたくさん経験できる時期です。特別なイベントや旅行などに行くことができなくても、身近なところに「感動」はあふれている。そういった体験を絵日記や作文で表現するお子さんもいらっしゃることでしょう。

また、そんな子どもたちの姿を動画や写真で記録する保護者の方も多いと思います。その時、子どもたちにも参加してもらい、作品作りにチャレンジしてみてはいかがでしょう。子どもたちの思いがけず成長した姿を発見することになるかもしれません。

休みが長いとどうしても気が緩みがちになります。どうか事故やケガにはくれぐれも気をつけつつ、大人も子どもも一緒に楽しんでください。それから、お子さまの顔や自宅が写ったSNSの投稿、個人情報の特定につながる画像等には十分に気をつけてくださいね。




ハッピーパソコン教室は8月13日(火)から通常営業です。8/20、9/3はWordpressとExcel基礎体験授業の拡大版を実施予定です。詳しくはホームページをご覧ください。お申し込みお待ちしております。