失敗を恐れる原因
「壊れませんか?」もう数え切れないほど私が聞いてきた、パソコン初心者のセリフです。
パソコンが一般家庭で使えるようになってから20年ほど経ちました。その間、機械もソフトウエアもどんどん進化しています。壊れる確率はどんどん下がっている。なのにこのセリフはずっと同じ。なぜなんでしょう。
私はこの20年、ずっと仕事でパソコンを使い続けていますが、壊れたことはほんの数回。ご家庭での使用の数倍、時には十倍を超えるであろう稼働時間でどうして壊れないのか。
答えは簡単。壊れないように使っているからです。まるで禅問答のようですね(笑)
「壊れませんか?」とおたずねになる初心者の方は、同時に「失敗」も恐れています。失敗したら取り返しがつかないことになる。スイッチが入らなくなったらどうしよう。作った文書を削除してしまったらどうしよう・・・。
最近のパソコンは、一度や二度の失敗でどうにかなってしまうようなヤワな機械ではなくなりました。しかし、やってしまうと障害が出やすくなる操作というのはいくつか存在します。そこさえ押さえておけば、恐れることはありません。
「テキトー」が一番怖い
しょっちゅうパソコンを壊している人もいます。こういう人は「テキトー」に使っていることが多いです。「テキトー」なので、なにか異常が起こった時、自分が何をやった時にそうなったのか憶えていません。また、同じ作業をやるにも毎回違うやり方なので、なかなか操作が覚えられません。
フリーズしたらとりあえず電源ボタンを長押しして強制シャットダウン。次に電源を入れて立ち上がればOKとして、トラブルの原因を追究しないで使い続けてしまう。これ、実はパソコンには一番悪い操作です。OSの仕組み、ハードとOSの関係を無視した無理な使い方は、やがて取り返しがつかないほど大きな傷となってしまいます。
パソコンを壊しやすい人は、せっかちな方が多いです。完全にOSが立ち上がらないうちに、待ちきれなくてマウスやキーボードをガチャガチャ。ハードの仕様や能力の違いでかかる時間はそれぞれですが、OSの準備が整うのには一定の時間がかかります。その繊細な作業をやっている最中にさらに負荷のかかる入力機器からの情報が加わると、起動時間がますますかかってしまうのです。
せっかちなユーザーのみなさん、まずは落ち着いてOSが完全に立ち上がるのを待ちましょう。急がば回れ。OSが整った状態で作業すると、アプリケーションの動きも随分軽くなります。ぜひお試しを。
安心して「失敗」できる場所
ハッピーパソコン教室は、怖がりの初心者さん、テキトーさん、せっかちさんが安心して「失敗」できる場所です。壊れてしまうような重大な操作ミスをしない工夫、長時間の作業でも疲れない方法、効率的な入力作業といった実務面もさることながら、まずは一番根っこの「パソコンのしくみ」を知ることが大事です。
ご自分のパソコンでは怖くて失敗できないということでしたら、どうぞ教室の備え付けパソコンでどんどん失敗してください。
【参考記事】
Lukeのパソコン三昧-Lukeのパソコン遍歴
このカテゴリーは、買った中古パソコンの分解やメンテナンスについての記事です。
ご興味がある方はお読みください。
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