2017年11月20日月曜日

サブ講師の極意


集合講習のサブ講師

私は他の組織の講師としてパソコン研修のお仕事に出向くことがあります。ここ2ヶ月ほどで3本のお仕事があり、いずれも20~30人規模の集合研修でした。そこでの立場は「サブ講師」。講習の流れについていけず、遅れてしまう受講者のサポートをするのがサブ講師の主な仕事です。

サブ講師のスキル

前に立って講習時間中ずっと講義をするメイン講師と比べ、サブ講師は用がなければ部屋の後ろで待機しています。インストラクターになりたての人が経験を積むためにサブ講師を任されることもありますが、メイン講師ができるベテランであってもサブ講師に入ることがよくあります。それほどサブ講師の役割は重要なのです。

サブ講師は講習の内容をメイン講師と同じレベルで把握しておく必要があり、講習の流れを妨げないよう、受講者の遅れを取り戻すという役割があります。呼ばれてその人の元に駆けつけるのはもちろんのこと、操作しているパソコンの画面を見ればついていけているかどうか分かりますから、サブ講師の方から声を掛けることもあります。

インストラクターとして駆け出しの頃、先輩インストラクターに教えられたことの一つに「小さな講習会」を作ってはいけない、ということがありました。サポートに熱心になりすぎてメイン講師の話している内容をはずれてしまい、その場所で別の講習会が始まってしまうというものです。サブ講師の役割は徹頭徹尾、メインの流れを維持すること。細かい質問は、休憩時間などにまとめて答えるのがベストです。

インストラクターを目指す方へ

現在の私はハッピーパソコン教室での講師がインストラクターとしての主な仕事になりましたので、 メインとサブの両方を兼ねた存在として受講者のみなさんと接しています。そこにはこれまでのたくさんの集合講習で経験したことが生かされています。

インストラクターになって一番勉強したのは私自身。受講者の方々や先輩インストラクターから教えられたことがたくさんありました。これらを宝物のように大事にして、これからのインストラクションに生かしていきたいと思っています。

もしこのブログをお読みになって、パソコンインストラクターをやってみたいなあと思われた方、ぜひ一度お問い合わせください。講師のお仕事や教えるスキルについてお話しするのはもちろんのこと、教室での授業を実際にやってもらい、経験を積んでいただくこともできます。今回の記事に書いていないインストラクションスキルはまだまだたくさんありますよ。

 未来のインストラクターのみなさん、お目にかかるのを楽しみにしています。


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